USB機器の動作確認をする上でUSBテスターは非常に便利ですよね。
筆者は以前からKEWEISI製のUSBテスター「KWS-MX19」を利用しています。
しかし、このUSBテスターの端子はUSB Type-Aであり、最近増えてきたUSB Type-C対応機器を試すときに不便を感じることがありました。
そこで今回、同社製のUSB Type-C対応USBテスター「KWS-1802C」を購入してみました。
KWS-1802C のスペック
測定範囲 | 電圧:4~30 V 電流:0~5.1 A |
計測機能 | 電圧(V)、電流(A)、積算電流(mAh)、 給電時間(T)、電力(W)、内部温度(℃) |
入出力端子 | USB Type-C オス/USB Type-C メス |
外形寸法 | 53 × 27 × 12 mm |
重量 | 約13 g |
電圧と電流の測定範囲は問題なく利用できる範囲ですが、積算電力を測定する機能がありません。
積算電力測定機能は、モバイルバッテリーの容量を調べるときなどに有用な機能です。
一応、このテスターには積算電流を測定する機能がありますが、測定時の積算電流は電圧が一定でないと積算電力に直す事ができないのでかなり使いずらい値です。
パッケージと内容物
緑の帯が特徴的なビニールの袋に入った状態で手元に届きました。
袋の上部にジッパーが付いており、ハサミで切らなくても中身を取り出せるようになっていました。
内容物はUSBテスター本体と説明書、検査合格証の3つです。
本体のUSB Type-Cオス端子にはプラスチック製のカバーが付けられていました。これまで何回かUSB Type-Cオス端子を潰した経験のある筆者としては非常にありがたい配慮です。
説明書は英語と中国語の二か国語で書かれています。
KWS-1802C の外観
表 | 裏 |
表面には測定結果の表示画面があり、裏面には製品の仕様が記載されています。
開封してすぐの状態ですが、筐体に多数の傷が見られました。
画面には保護フィルムが貼られていました。
保護フィルムを剥ぐと傷のないきれいな面が出てきます。
機能と使い方について
電源に接続すると自動で電源が入り、電流が流れると測定が開始されます。表示されている矢印は電流の向きを表していて、電流が流れるとその向きにかわります。
本体側面にあるボタンで操作します。
測定結果の記憶機能
このUSBテスターには9回分の測定データを記憶する機能があります。
側面にあるボタンをクリックすると測定画面が切り替わります。測定画面は1から9までの9ページ分あり、それぞれのページのデータはリセット操作を行うまで保持されるという仕組みです。
各ページの番号は温度の左側に表示されています。
測定結果のリセット
測定データのリセット操作は非常に簡単で、リセットしたいデータを表示した状態で側面のボタンを3秒長押しするだけです。
リセット操作時に表示させていないページのデータは消えないようです。
測定画面の上下反転機能
側面のボタンを2回素早くクリックすることで表示画面の上下を反転させることができます。
この機能は測定対象が移動させづらいものの場合に便利です。
まとめ
KWS-1802Cの強みと弱みをまとめると以下の通りです。
KWS-1802Cの強み
・安価で入手しやすい
・操作がシンプルで使いやすい
・測定データの記憶機能がある
KWS-1802Cの弱み
・積算電力を測定できないためモバイルバッテリーの容量測定には不向き
・簡易的なテスターなので多少の誤差はあると思われる
積算電力が測定できないのは残念ですが、それ以外特に気になる点はありませんでした。操作がわかりやすく非常に使いやすいUSBテスターです。
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