今回は、SanDisk製のUSBメモリ Ultra USB 3.0 64 GB(型番:SDCZ48-064G-JA57)をレビューしていきます。
最近、筆者はデータを主にGoogleドライブやOneDriveで管理しているのですが、出先にデータを持っていくときやOSのインストールメディアとしてまだまだUSBメモリも活躍してくれています。
新しい用途にもう一つUSBメモリが必要になったため、この度、amazonで安かったSanDisk Ultra USB 3.0の64 GBモデルを購入しました。
スペック
SanDisk Ultra 64GBの主なスペックを表にまとめました。
型番 | SDCZ48-064G-JA57 |
ブランド | SanDisk |
容量 | 64 GB |
最大読み込み速度 | 130 MB/s |
最大書き込み速度 | – |
インターフェイス | USB 3.0※ |
保証期間 | 5年間 |
(参考:Western Digital Online SanDisk Ultra 64GB)
※ USB 3.0 = USB 3.1 Gen 1 = USB 3.2 Gen 1 です。これら3つの表記は全て同一の仕様を指しているので注意してください。
最大読み込み速度は130 MB/sで最大書き込み速度は公開されていません。公式サイトに「標準USB 2.0ドライブ(4 MB/s)と比べ最大10倍の速度でドライブに書き込み」という記述があるので、最大書き込み速度は40 MB/sくらいということだと思われます。
保証期間は5年間です。より上位のExtremeシリーズの無期限保障に比べると見劣りしますが、USBメモリ自体が消耗品であることを考えると十分に長いです。
パッケージと内容物
パッケージはAmazonで販売されているUSBメモリによくあるエコパッケージです。
パッケージ裏面には型番や製造国が記載されています。今回届いた個体はマレーシア製でした。
内容物は取扱説明書とUSBメモリ本体のみというシンプルな構成です。
外観
SanDisk Ultra 64GBを使ってみて個人的に一番関心した点は、その筐体の作りです。
スライドロック式のUSBメモリは繰り返し使っているうちにロックのかかりが悪くなり、使用時にUSB端子部分がカバー内に引っ込んでしまうことがありました。
しかし、この製品ではロックがかからなくなっても筐体の後部から端子を押し出せるように工夫されています。
裏面にはシリアル番号が記載されています (モザイク処理している部分です) 。
読み書き速度
Crystal Disk Mark 8
読み書き速度は、定番ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark 8」でテストしていきます。
テストサイズ:1GiB | テストサイズ:32GiB |
公称値では最大読み込み速度130 MB/sとされていましたが、今回の測定結果では約153 MB/sとなりました。公称値より20 MB/sほど速いという結果になりました。
書き込み速度はテストサイズが1GiBの場合と32GiBの場合で違いがありました。1GiBの場合は約50MB/sですが、32GiBの場合はほぼ半分の約26 MB/sとなりました。
ただ、この書き込み速度低下の原因はテストサイズではなく発熱にあるのではないかと思います。
32GiBでテストを行った直後、発熱した状態で1GiBのテストを行ったところ書き込み速度は約26 MB/sとなりました。何度かテストをやり直してみたのですが同様の結果となったので、基盤が高温になると書き込み速度が低下する仕様なのだと思われます。
ATTO Disk Benchmark
ブロックサイズ毎の読み書き速度は「 ATTO Disk Benchmark 」でテストします。
I/Oサイズ512 KBから、読み込み速度は92 MB/s前後、書き込み速度は54 MB/s前後で安定しています。書き込み速度は Crystal Disk Mark での最大値と同程度の値となりましたが、読み込み速度は約60 MB/s遅い結果となりました。
まとめ
今回は、SanDisk の USBメモリ Ultra USB 3.0 をレビューしました。
読み書き速度については値段なりといった感じですが、筐体設計に工夫が見られなかなか好印象のUSBメモリです。
フラッシュストレージ製造メーカーとして有名なSanDiskブランドの商品ということもあり、現時点で低価格帯のUSBメモリを買うならSanDisk Ultra USB 3.0は最もおすすめできる選択肢です。
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