3年間使い続けてきた腕時計「SEIKO SCDC085」の秒針が2秒毎に進むようになり、調べてみると電池交換時期のサインだということがわかりました。
電池交換をお店で頼むとどうも1000円~2000円程度かかるらしく、それなら自分でツールと電池を購入して交換した方がお得なのではないかと思い、今回試みてみました。
本記事では、電池交換の手順と実際に行ってみて感じたことを紹介していきます。
電池交換をする前に確認すること
腕時計の電池交換をする前に確認すべきことが2つあります。
腕時計裏蓋の構造
1つ目は裏蓋の構造です。
腕時計の裏蓋の構造は主に以下の3種類があります。
- はめ込み式
- スクリューバック式
- ねじ止め式
裏蓋の構造によって開け方が異なるので、それぞれの構造で違う工具を用意する必要があります。
今回、電池交換をした「SEIKO SCDC085」はスクリューバック式でした。
対応する電池の型番
腕時計によって利用できる電池が異なるため、あらかじめ対応する電池の型番を調べておく必要があります。
裏蓋を開けて入っている電池の型番を読み取るのが一番確実な確認方法です。
しかし、電池の型番を確認するためだけに裏蓋を開けるのは面倒ですよね。
そこで、腕時計の型番をインターネットで検索して対応する電池の型番を調べるのも1つの手です。販売数の多いモデルであれば大体情報が出てきます。
腕時計の型番は裏蓋に書いてある場合が多いです。
電池交換のために用意したもの
腕時計用工具と交換用の電池を用意しました。
腕時計用工具
腕時計用工具は、Amazonで安価なセットを購入しました。
裏蓋用のオープナーやばね棒外、バンドのピン抜き棒など必要な工具が1通り揃っています。
問題なく使えましたが、精度が悪く裏蓋を開けるときに滑って裏蓋に傷をつけてしまいました。
腕時計を傷つけたくない場合は、お店で電池交換してもらうか、高価ですが本格的な腕時計用工具を購入した方が良いでしょう。
交換用の電池
腕時計の型番から対応する電池の型番を調べたところ「SR920SW」であることがわかりました。
今回はSONY製のものを購入しました。
電池交換手順
電池交換の手順を紹介していきます。
バックル部分のピンを外してベルトを開放する
裏蓋を開けるときにベルトが邪魔になるので、バックル部分のピンを外してベルトを開放します。
この時、バネを飛ばして無くさないように注意してください。
裏蓋を開けるときに邪魔にならなければ良いので、ベルト自体を外してしまう方法でも大丈夫です。
腕時計を台座に固定する
腕時計を台座に固定します。
しっかりと固定できていないと裏蓋を開けるときに時計がずれて傷がつく原因になるので注意してください。
裏蓋を開け、電池を交換する
三点支持オープナーを使って裏蓋を外していきます。
オープナーのツメの位置を裏蓋の溝に合わせて、滑らないようにしっかり押さえながら回します。
裏蓋を取ると金属板が入っているので、この金属板も外します。
すると電池が確認できる状態になるので、古い電池を取り外して新しい電池をはめ込みます。
元々はまっていた電池にはSEIKOの刻印が施されていました。
元に戻して電池交換完了
後は開けた時と逆の手順で裏蓋を閉めたら、電気交換終完了です。
さいごに
腕時計の電池交換は自分でツールを買って行えば、安く済ませることができます。
時計を傷つけたり故障させてしまう可能性があるなどのリスクを理解した上で、腕時計の電池交換費用を抑えたい方は試してみてはいかがでしょうか。
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