本記事では、小物を作るのにおすすめのエポキシレジンを紹介していきます。
エポキシレジンとは
エポキシレジンとは分子構造内にエポキシ基を持つ合成樹脂のことです。エポキシレジンの「レジン(resin)」は日本語で「樹脂」という意味です。
一般に、主剤と硬化剤と呼ばれる2種類の液体を混ぜ合わせることで硬化して樹脂になります。紛らわしいですが、樹脂になる前の液体も出来上がった樹脂も両方ともエポキシレジンと呼ばれています。
液体を混ぜるだけで固められる手軽さと硬化後に高い透明度が実現できるなど優れた特性が多々あることから、レジンアートや小物作りに利用されています。
エポキシレジンの選び方
エポキシレジンを選ぶ際のポイントは下記の4点です。
- 硬化後の硬さ
- 気泡の抜けやすさ
- 黄変の有無
- 硬化時間
特に「気泡の抜けやすさ」は作製中の扱いやすさや作品のできに大きく関わります。
おすすめエポキシレジン
おすすめのエポキシレジンを4つ紹介していきます。
日新レジン クリスタルレジン
混合比(重量) | 主剤100:硬化剤50 |
作業可能時間 | 60分 |
脱型可能時間 | 24~36時間(25℃/100g) |
日本の樹脂メーカー日新レジンのエポキシレジンです。
粘度が低く気泡を取り除きやすいです。また、作業可能時間も長いため焦らずに作業できます。
手頃な価格で初めてエポキシレジンを使うという方にはおすすめです。
日新レジン クリスタルレジンNEO
混合比(重量) | 主剤100:硬化剤50 |
作業可能時間 | 70分 |
脱型可能時間 | 36~48時間(25℃/100g) |
クリスタルレジンの改良版で高透明度かつ経年劣化による黄変がほとんどありません。
低粘度でクリスタルレジンよりも気泡が抜けやすく、作業可能時間もさらに長くなり扱いやすくなっています。
少し値段は高いですがよりきれいな作品を作れます。
Seogol エポキシ樹脂 – 二液性レジン液
混合比(体積) | 主剤100:硬化剤100 |
作業可能時間 | 30~40分 |
脱型可能時間 | 24~48時間 |
必要な道具が1通りセットになった商品です。
主剤と硬化剤を混ぜ合わせるためのカップさえ用意すれば良く、デジタルスケールなどを別途購入する必要がないのが魅力です。
実際に使ってみたところ気泡の抜けに問題があるかなと思いましたが、エポキシレジン工作を手軽に始められるので初心者におすすめです。
山下商社 二液性レジン液 ハードタイプ
混合比(重量) | 主剤100:硬化剤50 |
作業可能時間 | 非公開 |
脱型可能時間 | 約15~24時間(20~25℃) |
透明度が高く、コストパフォーマンスも良いエポキシレジンです。
大容量なので大きなものを作るときなど大量に消費する用途に向いています。
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