今回は、KEWEISIのUSBテスター(型番:KWS-MX19)を紹介します。
日頃、中華製の電子機器を購入しているとちゃんと商品説明通りの性能が出ているのか不安になることがあります。
性能チェックのためにあると便利だなと前から思っていた簡易USBテスターをこのたび購入してみました。
仕様
測定範囲 | 電圧:4~30 V 電流:0~5.5 A |
計測機能 | 電圧(V)、電流(A)、 積算電流(mAh)、積算電力(mWh)、 給電時間(T)、電力(W)、抵抗(Ω)、 内部温度(℃)、±DATA線電圧 |
入出力端子 | USB Type-A オス/USB Type-A メス |
外形寸法 | 70 × 25 × 11 mm |
重量 | 約14 g |
説明書から読み取れる範囲で使用を上表にまとめました。上記以外に時限シャットダウン設定、過電圧保護設定、過電流保護設定機能も付いています。
電流の測定範囲表記が説明書と本体で食い違っていたりしますが、まあ大体最大で5 Aくらいなんだろうということで納得しておきます。
この手のテスターを購入するのは初めてなのでよくわからないのですが、内部温度って何に利用する値なんですかね?
消費電力が大きい時、発熱でテスターが燃えないように管理しろよってことなんでしょうか。
外観
表 | 裏 |
画面には保護フィルムが貼ってありました。写真では画面に傷がついているように見えますが、保護フィルムを剥がすと傷はなく綺麗な状態でした。
仕様説明でも書きましたが、本体裏面の電流表記が説明書と異なっています(説明書は0~5.5 A)。
PCや充電器に差し込むと電源が入り、本体についているボタンを押すことで表示内容を変更できます。
使用例
試しに手持ちのモバイルバッテリーAnker PowerCore Fusion 5000の電池容量を測定してみました。
PowerCore Fusion 5000の容量の公称値は3.7 Vで5000 mA/18.5 Whです。
PowerCore Fusion 5000を満充電にしてからiPadへの充電を開始し、電池残量を消費しきるまでの積算電力を測定しました。
結果は約17300 mWh=約17.3 Whでした。購入から2年程度たっているモバイルバッテリーなのでまあそのくらいかなといった結果です。
この検証をして気になったのですが、なんでバッテリーの容量って「Ah」で表記してあるんでしょうね。「Ah」表記だと電圧(V)が異なると「Wh」表記の値が変わってしまいます。
ECサイトを見ていると「Ah」表記だけあって電圧が書かれていないこともよくあります。特に表記がない場合、大体3.7 Vなんだと思いますがちょっと不親切ですよね。
広告など目に留まりやすいところでは「Wh」で統一してくれればいいのに…
まとめ
今回は、KEWEISIのUSBテスター(型番:KWS-MX19)を紹介しました。
当たり前ですが筆者所有の個体は動作に問題はなさそうです。当たりはずれはあると思うので全ての個体が大丈夫であるという保証はありませんけどね。
これからAC充電器やモバイルバッテリーの動作チェックに利用していきたいと思います。
このUSBテスターは、本記事執筆時点で国内大手ECサイトでの取り扱いはなく入手性が悪いのです。AliExpressなどを利用すればAmazonで取り扱いのあるUSBテスターより安価に購入できるので、個人輸入に抵抗のない人は検討してみてもいいかもしれません。
今回紹介した「KWS-MX19」と同じKEWEISI製のUSB Type-c対応のUSBテスター「KWS-1802C」も購入レビューしています。こちらも安価で入手できて扱いやすいのでぜひチェックしてみてください。
コメント